名古屋グランパスU-18 vs ベガルタ仙台ユース

 仙台の戦いぶりをみると前半は攻撃の、後半は守備の良さがそれぞれ出た。シュート5本ながら首尾よく2得点をあげた前半から一変。後半11本のシュートをあび、猛攻にさらされた。

 主将のDF4永井大義は「後半2、3点取ろうという名古屋の勢いに飲み込まれそうになりました。苦しい時間が続きましたが今シーズン、無失点を意識しています。最後、ゴールを守るところは練習から培ってきたところなので、自分たちの良さが出せました」と振り返った。

 またGK12渡辺航聖は後半2度のピンチを救った。1度目は開始約30秒。左サイドから進入した名古屋MF20小島蒼斗の急襲を防ぐと後半13分、CKのシーン。リフレクションから選手全員が見送ったボールに唯一、反応。横っ飛びで間一髪、事なきを得た。

「手を出して飛ぶというのが課題。郡司(拓実)GKコーチから手を出さなきゃボールを取れないとアドバイスをもらっているので、あそこで手が出たことは成長でした」と手ごたえを語った。

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▽第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会