日体大柏 vs 東山

 それでも、この日の午前に挑んだ岡山学芸館戦は主導権を握りながらも決定力を欠いたため1-2で敗戦。上位トーナメントに進むためにはこの試合は負けることができない。「この試合で勝たないと下位リーグが確定してしまうので、しっかり勝とうと気合が入っていました。まずは自分たちが1点取って、無失点で行こうと意識していました」(沼田)。

 DF5塘内龍成(3年)を中心とした3バックに沼田とMF6新井太陽(3年)のダブルボランチが顔を出し、テンポよくボールを動かすのが日体大柏のスタイルで、「どんな相手にもボールを握るところはできると思っている」(沼田)。サイドを揺さぶり、相手の隙が生まれた瞬間にクサビを差し込み、東山陣内へと攻め込んでいく。最初の見せ場は前半13分。右から上がったクロスをFW19望月海亜(2年)が競り合い、こぼれ球に反応した新井がゴールを狙った。

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第13回和倉ユースサッカー大会 2025