所沢 vs 秩父

 シュート数は所沢のほうが4本多い11本を放ったものの、80分を通じて両校の水準は優劣をつけ難いほど接近していた。

 4-4-2の所沢は、昨年からのレギュラーである左の福田蒼太(3年)と右の菊岡涼一(2年)の両サイドMFが、持ち前のスピードを生かして敵陣に顔を出してはリズムをつくった。同じく昨季からの経験者、主将のボランチ山田夏夢(3年)がパスを引き出し、攻撃の起点として好配給した。

 4-2-3-1の秩父はトップ下の浅香琉生や主将の左サイドMF山田月(ともに3年)が司令塔役となり、パスとドリブルで好機を演出。高いキープ力を誇る1トップの花坂碧翔(3年)は力強いドリブルで持ち込み、相手守備陣を脅かした。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選