6人の1、2年生が先発した若いチームだが、戦術を共通認識しているのだろう。戦い方は最後までぶれなかった。

　好守を連発して無失点勝利に大きく貢献したのが、1年生GKの金森だ。後半33分に防御したFKの場面を振り返り、「自分は左サイドに跳ぶのは得意ではありませんが、絶対失点してはいけないシーンだったので思い切って腕を伸ばし、左手の先でセーブしました」と満面に笑みを浮かべながら解説した。

　5月半ばの西部支部2WBリーグからレギュラーとなった守護神の持ち味は、ロングキックと1対1のシュートストップだ。次戦に向けての抱負を尋ねると「川越東は強いと思うが、際どいシュートを全部止めたい。得意のキックで前線にいいボールを出し、アシストにつなげてまた無失点で勝ちたいですね」と意気込んだ。

【次のページ】 1回戦　所沢 vs 秩父（7）