本庄第一 vs 鳩ヶ谷

 3-4-1-2の鳩ケ谷は、敵ボールになると5バックの手厚い守備陣形にして対抗。主将のCB太田理仁(3年)やGK松沢省吾(2年)を中心に相手の攻撃を粘り強くはね返した。

 主導権を握る本庄第一は前半11分、立入が左サイドからバーをかすめる際どいシュート。15分にはFKのこぼれ球を素早く回収した右SB今井陸人(3年)が、決定的なシュートを狙ったが、わずかに左ポスト脇を通過していった。

 攻勢が続いてもなかなかゴールを割れないでいた本庄第一だが前半26分、右サイドから抜け出した若林が豪快に先制ゴールを蹴り込んだ。

 守備に追われた鳩ケ谷だが、2トップの一角を担い、鋭い突破力を誇る高井慧太(3年)がドリブルでアクセントをつけた。前半28分、その高井がGKと守備陣の連係ミスを突いて右から決定的なシュート。惜しくも左に外れ、またとない同点機を逃した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選