川越南 vs 秀明

 序盤から川越南がボールを握って敵陣に進入したが、3-4-2-1の基本陣形から敵ボールになると5バックにした秀明が、ぎりぎりの場面でタイトな応対をしてゴールを許さなかった。

 川越南は前半16分、トップ下の中澤天翔(2年)がGKをかわして決定的なシュートを放ったが、秀明のCB岡田光樹(1年)が間一髪のところでクリア。絶体絶命の危機を救った。

 相手の粘り強く忠実な守りに手を焼いていた川越南だが、前半27分に均衡を破った。

 ボランチ斎藤蒼生(1年)の縦パスを預かったFW谷口陽紀(3年)が、右から逆サイドのゴールに沈める先制点を蹴り込んだ。31分には斎藤がバーをかすめる一撃を放ち、35分にも後藤の右クロスを左2列目の本多樹(2年)が右足で上手に合わせたが、枠を捕らえられなかった。36分には後藤のシュートのこぼれ球から谷口が狙ったものの、これもバーをわずかに通過して追加点を奪えなかった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選