川越南 vs 秀明

 前半36分と後半25分の決定打のほか、後半15分にはMF古川峻(3年)の右クロスを右足ダイレクトで合わせた一撃は、惜しくもバーを直撃。運が良ければ6得点という快挙だったかもしれない。「自分の持ち味は最後まで走り切ることと守備の裏へ抜け出すことです。次の代表決定戦でも出るチャンスがあったら頑張って走って、点に絡むプレーをしたい」と実直そうな人柄を感じさせる勝利の立役者は、言葉を弾ませながら次戦への抱負をうれしそうに語った。

 川越南はこの後も得点を積み上げ、10分に右CKの混戦からCB野口瑛太(3年)が決めると、19分には本多が左から持ち込んで技ありシュートをゴール右隅に沈めた。30分にも坂本の蹴った左CKを途中出場のMF國知修斗(3年)がヘディングシュート。1分前にピッチに立ったばかりのFW葛西遥叶(3年)が、32分に7点目を決めて勝負をつけた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選