大宮南は前半13分、FW山﨑友翔(2年)が投じた左ロングスローのクリアボールを青木が拾い、強烈な左足シュートをゴール右隅に蹴り込んで先手を取った。わずか2分後に追い付かれたものの、39分に決勝点をものにする。

 青木の負傷で31分から送り込まれた左2列目の近藤世成(3年)が、左でボールを預かると少し運んでからゴール前に鋭いクロスを上げた。これを相手DFがはね返そうとしたが、頭部に当たってそのままゴールイン。勢いのあるボールが得点を生んだ格好だ。

 栗橋北彩はサイドにまでは展開できていたが、最終パスの精度を欠いたことや受け手とのタイミングが合わず、シュートにまで持ち込む形にならなかった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選