大宮南は後半だけで11本ものシュートを記録しながら無得点。1点差のまま時間が推移するという、ひと息つけない展開だったが、舩津や柴﨑龍斗(2年)のCBを中心に最後まで集中力を切らさなかった。
栗橋北彩は前半終了間際、攻守の軸となるボランチ櫻井翔冴(2年)が負傷。後半はピッチに立てなかったのが痛かった。
後半、5人のフレッシュな選手を送り込んで戦況打開を狙った。23分から起用された快足MF松本王雅(2年)のスピードを生かしたかったが、鋭いカウンターに転じる場面が少なく、後半はシュートを1本も打てなかった。
昨年の1次予選は初戦の2回戦でふじみ野に敗れた。大河原章仁監督は「大宮南は格上なのでしっかり守って速攻を狙ったんですが、うまくいきませんでした」と脱帽し、「練習を積んでまた決勝トーナメントに戻ってきます」と捲土重来を誓った。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

