丸岡 vs 福井商(写真=森田将義)

 20分には丸岡に左CKを与えると、ゴール前に上がったクロスからDF二夕見聖希(3年)がヘディングシュート。一度はMF7小松修大(2年)が体を張ってブロックしたが、混戦となったところを西村が押し込まれた。

 ただ、このまま簡単に引き下がるわけにはいかない。福井商にとって1つ目の見せ場が訪れたのは23分だった。センターサークル付近でボールを持ったMF11佐藤駿央(2年)が味方との連携で右中間を前進し、ゴール前にパスを入れると反応したのは3バックの左を務める森川。「駿央がボールを持って内を向いた瞬間、真ん中が空いた気がした。ここに入ればワンチャン行けるかなと思った」と振り返る森川は後方からスルスルと上がってボールを受けると、トラップから流れるように打ったシュートがゴールネットに突き刺さった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権福井予選
第104回全国高校サッカー選手権福井予選