
秋田商 vs 明桜
前半をスコアレスで折り返して勝負を決める後半が始まると、秋田商がよりアグレッシブさを前面に出していく。ボール奪取の位置が高くなり、ボールをペナルティエリアに押し込んで後半14分に決定機を作る。左スローインの流れからMF舟木がマイナスのクロスを送り、FW竹谷がワンタッチで合わせるが枠を捉えられない。
その直後、反撃に出た明桜が先制する。MF14清水廉士(3年)が右サイドを突破して浮き球のクロスを送ると、ファーに飛び込んだMF20船山温大(3年)が体で押し込み、後半15分に均衡を破った。
秋田商はこれが今大会初失点。頭を抱える選手もいる中で、すぐさまGK1石川創万(3年)が手を叩いて仲間を鼓舞。「自分が一番後ろで落ち着かなきゃいけない。『まだ時間あるから大丈夫だよ』と一人ひとりに声をかけようとした」と振り返る。この声かけが全体に波及したのだろう。秋田商は下を向かずに試合を進めた。しかし明桜は前掛かりになった相手の背後を突いて再び決定機を作る。後半24分、FW9山本比優(2年)のポストプレーでMF船山がフリーになり、GK石川と1対1に。しかしGK石川がビッグセーブで追加点を与えない。
▽第104回全国高校サッカー選手権秋田予選
第104回全国高校サッカー選手権秋田予選



















