秋田商 vs 明桜

　するとGK石川のキックから同点弾が生まれる。高くバウンドしたボールをFW竹谷がペナルティエリア手前でうまく収め、振り向きざまに右足を振る。「自分がチャンスを決め切れずに失点したが、チーム全体の声で気持ちを整えられた。GKの位置を把握できていて、ゴールに打ち込むのではなく上から落とすようにした」というシュートがGK1成田譲紀（3年）の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

　試合は振り出しに戻り、そこからは秋田商が運動量を生かして攻め立てる。明桜はMF13高橋颯翔（3年）が技術とスピードで前線の起点になるが、秋田商も体を張った守備で決定機を作らせない。後半37分には秋田商にビッグチャンス。左CKのこぼれ球に反応したFW竹谷のシュートはポストに阻まれた。

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