18分には池口がファールを受けてFKを獲得。ゴール前に入れたボールはCKに逃げられたが、ショートコーナーからMF10堤陸人(3年)がクロスを上げて、林がヘディングシュート。21分には堤からのパスを受けた池口がドリブルからシュートまで持ち込んだが、得点には至らない。

 32分には左サイドでボールを受けたMF8岡浩平(3年)が縦を仕掛けてゴール前に低いクロス。DFに阻まれたボールをDF2岡田煌志(3年)が押し込んだが、複数人でゴールカバーに入った比叡山にかき出され、無得点のまま前半を終えた。

 後半3分には池口がゴール前を強引に運んでシュート。こぼれ球をFW11重田遥輝(3年)が狙ったが、比叡山DFの牙城を崩せない。以降も池口が力強い突破でゴール前まで持ち込む場面があったが、PA内での強さを発揮したDF5西田樹(3年)が尽くブロック。見せ場を作りながら無得点に終わった池口は「警戒されると想定していたのですが、いざ本番になったら周りが見えなくなっていた」と反省を口にした。

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▽第104回全国高校サッカー選手権滋賀予選
第104回全国高校サッカー選手権滋賀予選