
比叡山 vs 水口(写真=森田将義)
延長戦に入っても拮抗した展開は崩れない。守備の時間が長かった比叡山も延長戦開始直後には左サイドでボールを受けたMF11上田大翔(3年)がマークを外してゴールを狙ったが、GK12小西琉希(3年)がキャッチ。水口も延長戦前半3分には前線でクリアボールを拾った池口が強引にシュートまで持ち込んだが、GK12松尾龍弥(2年)に阻まれ、PK戦を迎えることになった。
水口はインターハイ予選の準決勝でPK戦による負けを経験していたが、今回の準備は万全だった。「後半の半分を過ぎた辺りで、点が入らないと思ったので交代カードを考えた。今年は基本的3年生が中心に出ているので、最後PK戦になったら思い切り蹴らしたかった」。そう明かすのは夘田監督で、足を吊りかけていた選手もいたが、あえて交代カードを1枚しか使わず、3年生を残しPK戦に挑んだという。
狙いが見事にハマり、先行の水口はトップバッターから3人連続で成功。守護神、小西も3連続で相手のキックを防ぎ、水口が0-0(PK3-0)で勝利した。
▽第104回全国高校サッカー選手権滋賀予選
第104回全国高校サッカー選手権滋賀予選

