試合後、部員全員を集まり緊急ミーティングが開かれた。「早実のサッカーははどうあるべきか、監督から問われました」と主将のMF7野川一聡。「監督が求める愚直なプレーが体現できたかと言われれば、そうではなかった。その点をガツンと言われました。僕たちは個で優れているチームでもなくテクニカルなチームでもありませんし。1週間という短い時間で、できる範囲で姿勢として見せようとしました」と話せば、FW10霜田は「(監督から)チームを代表して試合に出ている選手があのような姿勢でいいのかと問われました。そのあと3年生が集まって、試合でどう振舞うかを話し合って取り組んでの成城学園戦でした」と明かした。
細かい課題はあるものの、結果と愚直さを試合で見せた早実イレブン。見据えるは次の準決勝。「しっかり守って、しっかり攻める、その流れがようやくできます。チャレンジャーの気持ちで挑みたいです。相手が上のカテゴリーになるので選手たちも思い切ってでき、良さが出せると思います」と森泉監督。
ベスト4の相手は国士舘となった。
(文・写真=佐藤亮太)
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

