
帝京大可児 vs 興國(写真=会田健司)
後半に入ってもゲームの流れは大きく変わらず。しかし、帝京大可児も前線でボールを奪ったFW9井上蓮斗(3年)がそのまま持ち込んでシュートを放つなど、押されながらもチャンスを作った。
それでも均衡を破ったのは興國。57分、右から田中がドリブルでボックス内深くまで切り込むと、マイナスの折り返しを佐藤がシュート。これはゴール目前でDFに止められたが、すぐさま反応した安田が押し込みゴールネットを揺らした。
これで1点を追いかける形になった帝京大可児はベンチがすぐに動き、同時に交代カードを3枚切った。しかし、次にスコアを動かしたのも興國。63分、縦パスを受けた菅井からのスルーパスで中央右を抜け出した安田が右足を振り抜くと、相手DFに当たってディフレクションしたボールがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
第104回全国高校サッカー選手権



















