昨年夏のインターハイ。下馬評では優勝の最有力に挙げられた。いざ、始まってみれば初戦敗退(阪南大高1-2)の憂き目にあった。チームはショックを受けた。どうしたらプレッシャーに打ち勝てるのか。迷いの淵のなか、大きなキッカケを得た。
パリ・オリンピックでマラソン日本代表となった赤﨑暁選手との交流だった。赤崎選手、生まれは大津高校のある熊本県菊池郡大津町とあって講演に訪れたそうだ。そのとき当時の主将・五嶋夏生が赤崎選手にこんな趣旨の質問をした。
「優勝候補と言われながら、試合でパフォーマンスを出せずに負けてしまいました。赤崎選手は一発勝負のとき、結果を出していますが、どういったことを意識しますか」
第104回全国高校サッカー選手権

