他人の声は気にしない。できること、やらなくてはいけないことに集中する、その大事さを学び、大津は強くなってきた。
この教訓を生かすのが次の2回戦。相手は4年前、第100大会決勝で相まみえた青森山田だ。このときは0ー4で大津の完敗。しかもシュート数は青森山田の12本に対して大津は0だった。
山城監督は「シュートを打てなかったのでまずは1本打とうかなと思っています」と笑ったが「先輩たちの思いを含めて、大津と青森山田との試合を楽しみたいです」と力を込めれば、当時、決勝戦をテレビ観戦していた主将MF10福島は「先輩たちの思いとともに同じプレミアリーグとして負けられないプライドをもって戦いたい」と気持ちをたぎらせた。
第104回全国高校サッカー選手権

