1点を返した勢いで後半に挑みたい広島皆実だったが、水口は失点を引きずらなかった。「ロッカールームでも次の1点が凄く大事。どちらが取るかで勝負が決まるぞという話が監督からあった」。そう話すのはFW9池口遼(3年)で後半は再び攻勢を強めると、後半8分には後方からのボールを受けた池口がドリブルで中央を前進。引っ掛かったこぼれ球を岡田が回収し、左CKを獲得する。MF10堤陸人(3年)が入れたキックはファーに流れたが、池口が折り返しに成功。最後は堤がゴールを狙ったが、シュートは枠を捉えることができない。
14分には相手DFの処理ミスを拾った池口が右前方にパスを展開。うまくDFの背後を取った重田がGKとの1対1に持ち込み、ゴールの隅に流し込んだ。
第104回全国高校サッカー選手権

