そのなか、目に留まったのは1年のDF6細川。2点目をアシストするなど、セットプレーのキッカーに加え、ロングスローも武器。ポジションのサイドバックでは堅実なプレーが印象に残った。DF6細川は「立ち上がりはだいぶ悪く、ポジションの位置取りでスキがありましたが、点を取ってからはやりたいプレーができました。(セットプレーでは)もう少し精度をあげたい」と振り返るなど、プレーの幅の広さを感じさせた。

 試合を振り返るなか、鮫島監督が「一番良かった」と評価したのが主将を務めるMF2三浦鼓太郎。右サイドのMF2 三浦は攻撃の起点とともに井草のサイドを封じ、勝利に貢献した。鮫島監督は「良い守備を見せてくれたので三浦さまさまでした(笑)。決してうまくないですが魂でプレーする選手」と称えるなど、チーム内の存在感の大きさがうかがえる。

 首尾よく4ゴールを挙げた都立鷺宮、3回戦で日大鶴ヶ丘と対戦する。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)