文化学園大学杉並中学・高等学校 vs 都立田無

 後半、試合は一気に動き出す。43分、文大杉並は自陣からの縦パスを後半から交代出場したMF14鈴木太智が受けると、ペナルティーアーク手前から思い切りよく右足を振り抜く。グラウダー気味のボールはゴール左隅に吸い込まれ、文大杉並が先制に成功する。交代で入った鈴木について、青木郁弥監督は「技術があって壁にもぶつかっているが、あのゴールは本人も自信になったと思う」と評価。鈴木自身も「迷わず打ったのがよかった」と手応えを口にした。

 これで勢いづいた文大杉並は、前線のFW9井雄吾・海保・鈴木がさらに圧を強め、都立田無にプレッシャーをかける。52分にはFW7玉木嶺伊が相手のミスを拾って逆サイドの井へ展開するが、最後は打ち切れず。それに対して、54分には都立田無がCKからMF10永久保瑠夏のヘディングでゴールを脅かすと56分にも左からの折り返しを永久保がダイレクトで合わせ反撃のチャンスを伺う。

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▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)