試合後、文大杉並の青木監督は「40分はこれで終わりだ。君たちが目指しているのはもっといいゲーム、いい内容だ。後半は強気で俺たちから仕掛けよう」とハーフタイムで選手に伝え、後半の“自分たちから仕掛ける姿勢”が得点を呼んだと強調した。キャプテンも「最初の5分で点を取ることを目標にしていた」と語るように、後半の入りはチーム全体が意図を共有していた。土のピッチで起こりやすいエラーへの向き合い方、セットプレーへの意識など、環境に応じた準備もチームに浸透している。
選手の主体性を重んじてチームづくりを進める文大杉並。青木監督は「まず東京を驚かせたい」と言う。そして、共学化して間もない学校ながら、監督をはじめプロ経験者が揃う指導スタッフとともに「3年以内に西が丘(東京予選ベスト4)へ」という大きな目標を掲げる。
(文・写真=西山和広)
▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)

