トップ下の田中楓真(2年)のパスを預かった右MF鞭馬小太朗(2年)が、右から軽快に運んでペナルティーエリアに進入。入った瞬間、右45度から逆サイドに正確なシュートを打ち込んだ。

 前チームから攻撃の切り札として送り込まれていた鞭馬は、「今日はタフな試合になると思っていたので、とにかく運動量では負けたくなかった。先制点は得意のドリブルで進み、ペナ(ルティーエリア)に入ってから思い切り打ちました」と気持ち良さそうに振り返った。目標ではないが、今季J1川崎フロンターレ入りした昌平のMF長璃喜のような選手になりたいそうだ。「ひとりだけ動きが違った。ドリブルもキレキレでしたが、試合を決め切る力がすごかった。自分も圧倒的な切れ味のドリブルで勝負したいですね」と抱負を語った。

 4-3-2-1の武南は左MF渡辺悠(2年)と鞭馬が、根気よくドリブルで攻撃に変化をつけゴールを狙うとともに、1トップの岩澤柾吾(2年)に最終パスを届けた。この日も主将のボランチ小山一絆(2年)は、重量感のあるドリブルで敵陣に顔を出してはミドルシュートを放ち、西武台の守備陣を慌てさせた。

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▽令和7年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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