ともに無得点で前後半を終了し、PK戦決着へもつれ込んだ。

 1番手はそろって失敗したが2、3人目はともに成功。先蹴りの桐蔭学園は4人目が決めたのに対し、静岡学園は外してしまう。桐蔭学園はこれを決めれば優勝という5人目が、GK田邉に阻止された。だが静岡学園の最終キッカーのシュートをGK堀がセーブし、3-2で熱戦に終止符を打った。

 両チームは前日の予選リーグでも対戦し、決勝の60分と同じく0-0で引き分けている。桐蔭学園はAチームでこの試合に臨んだが、決勝はBチームを送り込んだ。

 卒業生でもある八城修監督は「AとかBとか分けるのは好きではありませんが、前日は0-0でもかなり中身の濃い好ゲームができました。それを見ていたBチームの選手が、静岡学園さんを相手にどれくらいやれるのか、自分たちで体感できたのは大きな収穫になりました」と述べ、今大会で吸収できたものの価値を口にした。

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