一方、守り切った仙台ユースの加藤監督は「試合のプランとしてゼロでいきながら、ひとつ得点を取る流れをみんなで作ろうとしました。その意味では粘り強く守備ができました」とある程度、狙い通りの戦い方を進めていた。川崎U-18に攻撃を受けることは想定内としたうえで、加藤監督はシュートを打たれたとしても、打たれてはいけない状況を極力を作らないように意識させた。たしかに23本シュートを打たれたが、枠内シュートがそこまで多くなかったのは、身体を寄せシュートコースを消すなど、細かい守り方が功を奏したといえる。

 無失点の立役者のひとり、GK12渡邊は「みんなが守ってくれたなか、なんとか味方の気持ちに応えられるプレーができました。一人ひとりが絶対にゴールを割らせない気持ちがこの試合で出ました。(終了間際のファインセーブについて)身体を張ってくれたなかで、ここでひとつ止めないといけないという感覚で手が出ました」と無心のプレーだったことがわかる。

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