今大会は全試合で先発して、準決勝と決勝でゴールを記録。前線はFW岡本明己(3年)がベスト8で負傷離脱し、年明けの新人戦で2トップの一角を務めたFW上羽瑛大(3年)も不在。清水も復帰直後という台所事情の前線で、ルーキーが全国への道を切り開く活躍を見せた。

 もう一人のヒーローはGK麻生太朗だ。前後半に訪れたピンチはエリア内から放たれた決定的なシュートだったが、冷静な対応からビッグセーブで防いで先制点を与えなかったことが終盤の決勝点につながった。とくに76分のシュートをパンチングで弾くのではなくキャッチして相手の攻撃を断ち切ったプレーは、会場中がどよめいた。クロス対応も安定しており、決勝点も彼がクロスをキャッチしたところから始まっており、長距離のパントキックからアシストを記録している。

 京都サンガU-15時代からシュートセーブには定評があり、東山では平井直人GKコーチの指導を受けてクロス対応やコーチングの質も向上している。課題だったキックやフィードにも成長の跡が見られ、決勝アシストはそうした要素が凝縮されていたといえる。今季のチームはGKと4バックの守備陣が3年生で構成されており、下級生の多い中盤や前線を後方から支える。「2年生や1年生がミスを怖がらずにやれるように、僕たちがプレーや声でいいものを出していきたい」と、原と二人でダブルキャプテンを務める3年生としての自覚も見せていた。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選