勝った帝京第三の新村知仁監督は「ビッグゲームですから、どちらがミスをするかで勝負が決まると思いました。うちは間違ったプレーをせず、反対に相手の間違いを引き出せるよう手堅くやることを目指しましたが、選手は狙い通りによくやってくれました」と穏やかな口調の中にも喜びの感情が詰め込まれていた。

 途中から風も強くなった上、甲府工は次々とロングキックを蹴り込んできたが、「相手は勢いがあるし、長いボールでくることも分かっていましたが、うまくコントロールしてくれました」と述べると、決勝に向けては「1年前は準優勝だったので、今回はタイトルとゴール前の攻めを意識して臨みたい」と就任2年目の新村監督は、こう決意表明した。

 第2試合が中止となり、決勝の相手は決まらなかったが、主将の近野は「どこと対戦してもしっかり勝って優勝したい。ゴール前の(守備の)練習をたくさんしているので、球際の競り合いと守りには自信があります。チームワークと団結力がうちの一番の強み」と守備の要人でもあるゲーム主将は、8年ぶりの頂点に向け力こぶを入れた。     

(取材=河野正)

▽令和8年度関東高等学校サッカー記念大会山梨予選
令和8年度関東高等学校サッカー記念大会山梨予選