しかしPK戦が迫っていた延長後半8分、冨樫の右ロングスローを途中出場のDF小川晴也(2年)がニアポストからヘッドでそらし、國井が空中のボールを頭でねじ込み土壇場で決勝点を奪った。

 昨年の予選は、中支部2回戦で都立新宿に3-3からのPK戦で敗れたが、今回は2次トーナメント進出に王手をかけるジャンプアップだ。

 所用で帯同できなかった竹原康夫監督に代わって指揮を執った樋口雄希監督代行は、「戦力はきっ抗していると考えていましたが、強風の影響もあって難しい試合になりました」と第一声を発すると、「1点が勝負の分かれ目になると思い、チャレンジアンドカバーを徹底してとにかく無失点でしのぎ切ることを念頭に置きました。こぼれ球にも先んじ、最後の最後まで粘り強く戦い抜いてくれました」と選手をねぎらった。

 東京成徳大高とのブロック決勝には竹原監督も戻るが、母校に赴任して3年目となる樋口監督代行は「相手は格上なのでいい準備をして臨みたい。ひとりでできない局面は二人、三人で力を合わせて応対し、今日のような我慢強い試合ができたらいいと思います」と抱負を述べた。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選