後半に入っても序盤は大宮南のペースで進み、4分に山﨑が前に出てきたGKの隙を狙ってロングシュート。12分には山﨑の強烈な一撃がGKに当たり、そのこぼれ球を拾った山﨑が連続シュートしたが、2本目は右に外れた。

 この後、主導権を奪い返した川越東の攻勢の時間帯が続く。13分、田中からボールを預かった左2列目の勝奏真(3年)が、ゴール前の混戦から素早く右足を振り抜いて1点差に迫る得点をものにする。34分にトップ下の蓮見心(2年)がバーをかすめるシュートを放って勢いを示せば、36分にも途中出場のFW金井直生(3年)が決定的なシュートを打ったが、惜しくもバーをわずかに越えていき、あと1点が奪えずに接戦を落とした。

 主将のGK平田泰大(3年)は「前半の課題を修正できた後半は、2点目が入る前から自分たちの流れになりました。もう1点取って延長に持ち込みたかった」と悔しがる。

 例年、3年生はこの大会に負けると引退する選手が大半。今年は約60人いる3年生のうち、10人が第105回全国高校サッカー選手権予選まで続けるそうだ。平田もそのうちのひとりで、「選手権予選に向け決定力を高め、個の力も上げていかないと県大会では勝てない。ここを強化したい」と9月6日に始まる1次予選を遠望した。

【次のページ】 1回戦 川越東 vs 大宮南(5)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選