薄氷を踏む思いで勝った野崎正治監督は「相手がうまかったとはいえ2点を失ったのはいただけませんが、終了間際のあの時間帯で追い付けたのは成長した証拠」と粘り強く戦ったイレブンを褒めた。さらに言葉をつなぎ、「PK戦にまでもつれ込む厳しい戦いを乗り越え、チームは大きくなっていくもの。いい経験になりました」と述べた。

 埼玉平成の浦田尚希監督によると、S2リーグでは浦和南のロングキック戦法に耐えながら好機を待っていたが、セットプレーで2失点したそうだ。指揮官は「十分に対策を練ったことでリーグ戦よりはうちのカラーを出せましたが、もっとパスをつないでほしい。勇気をもってゴール前で工夫を施し、パスで崩せるようにならないと上位には食い込めません」と話し、終了間際の失点とPK戦負けを悔しがった。

 これでしばらく公式戦から遠ざかるが、浦田監督は「試合が立て込んでいたのでリセットし、ゆっくりチームをつくっていきたい」と第105回全国高校サッカー選手権予選に思いを巡らせた。    

(文・写真=河野正)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選