前回大会は代表決定戦で敗れ、決勝トーナメント進出を逃した川越南。就任4年目の久津間岳文監督は「下級生中心のチームなので試合ごとに波があるのですが、ようやく粘り強く戦えるようになってきました。今日は1年生が先制点を決めてくれたこともあり、勢いに乗れたと思います」と笑顔を見せた。

 現3年生は当初から4人しかおらず、その4人が退部しないでここまでやり通してきた。昨年は背番号9を付けて左2列目で躍動、今季は10番になってボランチを担当するのが主将の本多だ。「後輩が多くてまとめるのは大変でしたが、みんながチームのために努力してくれました」と感謝する。「今日はピッチコンディションが悪かったので、守備の裏を狙う作戦を取りました。オフサイドも多かったけど、何度もいい形をつくれたと思います。次は格上なのでうちの強みである守から攻への切り替えの早さで対抗したい」と闘志を示した。

 久津間監督はこの日の内容には満足しておらず、試合中に何度も厳しい注意を与えていた。「2失点のほかにもピンチを招いたのは、チームの甘さとルーズさがあったからです。個の力が高い川口青陵戦では、甘さもルーズさも見せずに戦い、決勝トーナメントに進みたいですね」と抱負を述べた。       

(文・写真=河野正)

▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選