栗橋北彩は守りに追われる時間が長く、カウンターやCKの回数も少なく敵陣に攻め込む機会があまりなかった。前半アディショナルタイムにFW長澤拓生(3年)が絶妙なスルーパスを配給し、2トップを組むFW松本王雅(3年)がもう少しでGK岩下昊正(3年)と1対1の場面になるところだったが、岩下に一歩早く捕球された。
後半に入っても埼玉平成がペースを握って攻め込み、栗橋北彩が粘り強く対抗する展開が続いた。

埼玉平成 vs 栗橋北彩
埼玉平成が2点目を手にしたのが11分だ。中がハーフウエーライン付近から長く鋭い縦パスを入れると、左で受けた池田がカットインして角度のない場所から巧妙なループシュートをゴール右上に決めた。
昨年からのレギュラーである主将の中は、「池田が見えたので強いパスを意識して出しました。うまく決めてくれた」と喜び、「今年の攻撃陣は個の能力が高く、ひとりでも打開できる選手が多い。守備側も大柄です」とPR。難敵の東京成徳大深谷が待ち受ける2回戦に向けては、「次が早くも肝の試合になりますが、勝って目標の準決勝まで勝ち抜きたい」と意気込みを示した。
埼玉平成は18分にボランチ柳田翔(3年)が惜しい左足ミドルシュートを放ち、30分には川筋の強烈な左足シュートをGK根岸が弾いたが、DFにクリアされて3点目を取り損ねた。
まずは1点を返したい栗橋北彩は2点目を奪われた3分後、松本が敵に厳しくマークされながらも左から力強いドリブルで前進し、右足で弾丸シュート。GK岩下の手も届かないコースに飛んだが、鈍い音をたててバーにはね返された。アディショナルタイムには、交代出場したMF三上真(2年)が右サイドを突破した松本の鋭いクロスにヘッドで合わせたものの、GKの正面を突いてしまいゴールを割れなかった。
▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選

