消化試合数が均等ではないが、S2で25失点はワースト2の数字だ。しかし前期は、原田ら守備陣の主力がけがで戦列を離れていたことが響いたという。岩井厚裕監督は「けが人が復帰したことで夏休みに猛練習し、ヘディングや球際の競り合いが強くなりました。そのおかげで後期のリーグ戦は6試合で無敗、1失点です」と顔をほころばせる。

 岩井監督は、CBとして帝京(東京)で全国高校選手権優勝。東海大やJリーグの横浜フリューゲルス、アビスパ福岡でもCBとして活躍した。「選手権予選に向け、攻撃と守備に分かれて練習してきましたが、私が担当した守備は攻撃の2倍以上トレーニングしました」と笑った。

 先制されても強気の姿勢で攻め続けたことが逆転勝利を呼び込んだわけだが、岩井監督は「本当に粘り強く戦ってくれました」と目を細めた後、「でもここで喜んではいられません。次で負けたら今日勝った意味がないので、浮かれていてはいけない」と手綱を締め直すあたりは老練の指導者らしかった。

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▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選