そのFW10野口に幾度か決定機を作られたが、GK1関田が前半2分、20分の2つのFKと後半40分のシュート、あわせて3本のファインセーブ。これが光った。また何度もマッチアップをしたDF5池田大は「警戒していました。むやみに突っ込むのではなく周りの助けを得ながらチーム全体で守れました」と最終的にはやらせなかった。

 今年のチームは技術のある選手が揃い試合を支配できるが、決定力に課題があった。成蹊とのブロック決勝は粘りに粘り、最後の最後で1点決めての勝利となった。大山監督は「最後まで焦れずに完封で、しかも点が取れたことはチームの成長」と目を細めた。

 5年連続2次予選進出の保谷が掲げる目標はベスト8。主将のFW10森久保は「1年間積み上げたものを出したい。僕たちには歴史を塗り替える権利があります。このメンバーで一戦必勝で挑みたい」と力を込めた。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選