2回戦で大分(大分)を8-0と圧倒。しかし鹿島学園(茨城)との3回戦は2点を先取したものの、後半アディショナルタイムに追い付かれPK戦での辛勝だった。旭川実(北海道)と対戦した準々決勝も苦しんだ。今度は逆に2点を先に失い、後半27分に同点とし追加タイムに勝ち越し点を挙げた。シュート数はほぼ同数だったが、大津(熊本)との準決勝はさらに大苦戦。川口監督も「苦しいどころか一方的にやられた内容でした」と苦笑いするほど冷や汗をかいた。後半6分、エースFW坂本健悟(3年)が大会5点目となる決勝ヘッドを決め、この1点を守り切ったのだ。

 近大附(大阪)と争った決勝の先発メンバーは準決勝から5人が入れ替わった。前半19分に泉のゴールで先制したが30分に追い付かれ、延長戦が見えてきた後半追加タイムも5分が経過した時だ。後半開始から送り込まれたFW沢井翼(3年)が、右CKのボールを右足で蹴り込んで決勝点。名門にとっては遅すぎた初優勝だけに、喜びもひとしおだったろう。

 勝因について川口監督は「けが人が多くて本当に苦しかったが、今年のチームは団結力があり、けがをした仲間の分まで頑張るという思いを背負って戦ってくれました。ものすごく絆の強いチームなんです」と説明する。

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