後半になっても関東一が主導権を握り、正智深谷が10人ながら粘り強く守る展開が続く。関東一は後半26分途中出場の23番重田快がエリア内でキレのあるドリブルからシュートを放つがわずかに枠を外れる。正智深谷は終了間際の後半39分にコーナーキックのチャンスを得ると、10番小山開喜がファーサイドの3番田村恭志に合わせ折り返すと、こぼれ球を4番金子悠野が蹴り込み同点ゴールをあげる。

 このままPK戦かと思われたアディショナルタイム、正智深谷の途中出場の3人がチャンスを作る。右サイドから12番田島帆貴がクロスを入れると、20番梶谷政仁がヘディングで競り勝ち折り返し、13番上原翔汰がダイレクトボレーを放つと、これが相手DFの手に当たりPKを獲得。これを10番小山が冷静に決めてわずか4分で逆転に成功する。試合はこのまま終了し、10人ながら粘り強く戦いぬいた正智深谷が3回戦に駒を進めた。初出場の関東一は無念の2回戦敗退となった。

(文・編集部)