国立西が丘サッカー場にて、関東高校サッカー大会準決勝、山梨学院高等学校対柏日体の試合が13:00にキックオフされた。
ボールが動く事に全員が連動して動く柏日体に対して、ヒールやターンなど、1対1での強みをみせる山梨学院高等学校。
最初に空気を動かしたのは山梨学院高等学校だった。
ゴール斜め右でFKを獲得すると、蹴るのは保井紘和。低い弾道で直接狙い、ゴール前で落ちた所を西野隆男が詰めてゴール。先制点を奪う。
だが、落ち着いている柏日体。失点を許した流れはなかったかの様にペースを変えない。24分には、折笠悠里が中央でボールを受けてキープする。
タイミングを見て縦パスを入れ、前を向きながらボールを受けた武井夏彦が勢いのあるシュートを放ちネットを揺らす。
その後得点の動きは無く、前半を両チーム1対1で折り返し、勝負を後半にかける。
後半に入り、両チームはゴールまで早い展開を見せる。
柏日体は中央で奪った吉内雅人がボールをサイドの折笠へスルーで木崎湧仁に渡しクロスを上げる。走り込んできた武井が合わせるもゴール上。
続いて山梨学院高等学校はこぼれ球に反応した谷川晃太がクロスを上げる。ファーに流れるも駆け上がってきた6番がもう一度押し込み、ゴールかと思われたが柏日体GKがファインセーブを見せる。
互いに譲らず、追加点無く、後半は終了。決着は延長戦へと持ち込まれた。
延長戦に入り、気温も高い中の試合で疲れも出たのかパスが中々繋がらない山梨学院高等学校。
柏日体は飯田蒼史が自陣からドリブルで中央突破。ゴール前でパスを出すも合わずに流れる。勢いに乗る柏日体はゴールまで一気に攻め込む。
村中海斗がタイミングを見て放ったボールを宮崎亮が受け、ゴール前の武井が引きつけている間にコースを見つけゴール。
これが決勝点となり、柏日体が決勝戦へと駒を進めた。
(取材・文=新井恵)
▽大会日程・結果平成27年度第58回関東高校サッカー大会