14日に開幕した第93回全国高校サッカー選手権大会東京都大会もいよいよ戦いは次のステージへ。2回戦全16試合を大展望!Bブロック第1弾は、4試合を紹介!

■都立駒場対成蹊

 関東王者に登りつめるも総体では準決勝で敗退し全国を逃した今シーズンの集大成、第89回大会以来の全国へ、都立駒場が今大会初戦に臨む。総体準決勝の駒澤大学高等学校戦、得点だけを見れば0対1の惜敗ではあるものの試合内容は完敗。前半に退場者を出し数的不利での試合を強いられたとはいえ攻守で多くの課題が残る敗退となった。あれから4か月、リベンジに燃える都立駒場はチームとしての完成度が高まる。FW、両サイドハーフ、CBに核となる選手を配置する4-4-2の布陣を基本に攻守における総合力は高い。注目の初戦、前評判通りの勝利を収めることはできるのか。対するは番狂わせを狙う成蹊。1次予選初戦で見せた11ゴールの大勝を皮切りに順調に勝ち上がると、2次予選初戦では城東に6対2で打ち勝った。勢いそのままに挑む2回戦、厳しい戦いが予想されるが積極的な攻撃の仕掛けから勝機を見出していきたい。

■都立東久留米総合対東京成徳大高

 注目を浴びた今大会初戦。T2リーグで熾烈な優勝争いを繰り広げる多摩大目黒との激戦を延長の末制した都立東久留米総合の2回戦。ポイントゲッターである朝倉一寿を最前線に据え、4-4-2の布陣を敷く。Bブロック本命、國學院久我山成立学園らの対抗馬として挙げられる“クルソー”が第90回大会以来の全国を狙う。その前に立ちはだかるは東京成徳大高。4-4-2の布陣から、マイボール時には前線への推進力が一気に高まる迫力ある攻撃力が印象的。その攻撃力は今シーズン、所属するT3リーグ、そして選手権予選でも対戦相手を圧倒した。注目はストロングポイントである両翼を中心に前線の選手が守備に追われる時間が増えるだろう格上相手との一戦でどこまで押し込んだ攻撃を展開できるか。真価が問われるこの2回戦で勝利を収めることはできるのか。

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