神村学園イレブン(写真=矢島公彦)

 初の日本一を目指すチーム同士の対戦となった。

 1月7日に行なわれる高校サッカー選手権の準決勝。第1試合では16年ぶりに4強入りを果たした神村学園と、初めてベスト4の舞台に挑む岡山学芸館が顔を合わせる。

 大会前から優勝候補の一角に挙げられていた神村学園は3試合全て逆転勝利で勝ち上がってきた。初戦は山梨学院高等学校に開始4分で先制され、MF笠置潤(3年)、FW福田師王(3年/ボルシアMG入団内定)の連続ゴールで前半の終盤に逆転したものの、後半にPKで追い付かれる展開に。それでも、終了間際に途中出場のFW名和田我空(1年)のアシストからFW西丸道人(2年)がゴールを奪って土壇場で勝利を掴んだ。続く2回戦に日大藤沢に後半の立ち上がりに先制を許したが、即座にCB大川翔(3年)のゴールで同点に追い付く。最後はPK戦で勝利を掴み、青森山田が待つ準々決勝に駒を進めた。ベスト4入りに向けて最大の山場。前回王者に対して押し込まれる時間が増え、34分にMF中山竜之介(3年)に先制点を許してしまう。しかし、後半にギアが入ると、ショートカウンターから好機を作る場面が増加。56分にGKからパスを受けたMF大迫塁(3年)が自陣の深い位置からロングフィードを送ると、福田を経由して西丸がひとりで持ち込む。最後は左足で冷静に決め、同点に追い付いた。直後の60分には福田が逆転弾をゲット。最後までリードを守り切って、4強入りを決めた。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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