昨年プレミアリーグから降格し、今年はプリンスリーグ東海を戦うチームにとって高校年代トップクラスの基準を知れた価値も大きい。「インターハイの組み合わせが決まった時にプレミアのチームとやるのが目標でした」と指揮官が話すように順当に勝ち進めば準決勝で当たる予定だった大津との試合が、今大会のターゲットだった。

 FW9坂本健悟(3年)のヘディン弾によって1-0で勝利したものの試合内容を見れば力の差は歴然だった。「大津は守備の切り替えが凄く速い。今シーズンやった中でも一番速いし、一人ひとりの技術がしっかりしている。スペイン代表ではないけど、奪いに行っても奪えない。それを静岡学園がやりたかったけどプレッシャーに負けていた。大津高校は毎週プレミアやっている経験値の差が出ていた」(川口監督)。

 静岡学園は毎年、夏まではあえて選手に守備を要求せず、選手権に照準を合わし、夏を過ぎてから守備を整備していく。今大会も守備の切り替えやプレスバックは現代サッカーに大事な要素であると理解してはいるが、過度な要求はせず、「1対1で負けるなとしか言っていない」(川口監督)。大津と対戦したことで選手自身が「守備をやらなければいけない」と気付き、意識することでプレーが上がってくることを期待しているからだ。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)