実際、選手の多くが大津戦の試合内容に満足しておらず、守備強化に取り組まなければいけないと口にする選手が多かった。「大津戦は相手のプレスが凄く激しくて、自分たちは全くボールを握れなかった。今日はイージーミスをなくしてボールを動かしたかった」とDF4林奏汰(3年)が口にするように激しい守備を搔い潜るために、もっと上手くならなければいけないと選手たちが気付くことができたのもプラス材料だろう。「大津の基準を知って我々の成長を一気に加速させることになるので非常に大きかった」と川口監督が話すように、インターハイという舞台は選手が成長するための舞台として大きな意味を持っている。
12年ぶりのインターハイ出場で準優勝を果たした近大附も大会を経験することで選手が逞しく成長していった。代表例は2回戦の帝京安積戦から3試合連続ゴールを奪い、大会の優秀選手に選ばれたFW18久下彬(3年)だろう。元々、予選は主力選手の怪我によってスタメンに定着していた選手でサイズ感と運動量を生かした献身性は評価されていたものの、ゴールへの怖さが少なく、物足りなさもある選手だった。
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

