しかし、今大会で得意とするヘディングが通用し、自信を掴むと意識が一変したという。「前までは自分がボール持った時、もっとフリーな仲間を探していた。後ろを向く場面が多かったのですが、このインターハイを通じて自信が付いてきた。今はボールを持ったらまずゴールを見ている。クロスへの飛び込みに行けているし、足元に入った時にすぐシュート態勢に変えられるようになった。自分の強みに変わった」。
急成長しても優勝に届かないと知ることができ、近大附の選手の目の色は変わり、冬に向けて成長速度は更に加速していくだろう。それは決勝の舞台を戦った2チームだけでなく、大会に参加した全てのチームに言える。きらびやかな舞台に立てなかった全国各地のチームも“冬こそ”と目の色を変えることで秋以降は見違えるようなプレーを見せてくれる選手もいるはずだ。改めてインターハイという全国大会が持つ価値、成長を加速するスイッチであることを感じた。
(文・写真=森田将義)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

