武南・内野慎一郎監督

 埼玉の武南高校サッカー部は、1973年(昭和48年)に着任した大山照人監督の指導が実り、全国区の強豪へと栄達。全国高校選手権には市立浦和と並んで県勢最多となる14度出場し、初めて48校が顔をそろえた第60回記念大会では初優勝を遂げた。インターハイ出場20度も埼玉では最多を誇る名門だ。

 大山監督の後任として2018年4月、エースFWだった教え子の内野慎一郎監督が就任。7年目を迎えた現在までに新人大会をはじめ、関東高校大会とインターハイの両予選で計5つのタイトルを獲得している。第85回大会以来、17年も遠ざかっている全国高校選手権出場を目指す内野監督にお話を伺った。

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