大学とのコネクションを築くためアメリカを縦横無尽に飛び回っていたという中村さん(写真提供=株式会社WithYou)
高校時代は選手権4強、大学時代は「デンソーカップ大学日韓定期戦」などで活躍、そしてFC東京入団。そんな華やかな経歴を誇る中村亮さん。現在はサッカー留学生のサポートをメインとする株式会社「WithYou」の代表取締役だ。
起業した当時はアメリカに送ったのは2人だけだったという留学生の数も、現在では100人を越えるまでになったという。急成長を遂げた理由や、中村さんがサポートする海外留学のメリット、そして今後の夢などについて話をうかがった。
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――起業後すぐは難しい現実があったと思いますが、まずどんな面が難しかったでしょうか?
やっぱりアメリカにコネクションが無かったことですね。「イケる!」と思いはしたものの、自分の持っているサッカーのコネクションとは縁遠い環境にきたわけなので、それを1つずつ構築していくのは大変でした。でも生活はしていかなければいけない。
じつはアメリカで一般の留学サポートをしていた友人と一緒に今の会社を起業したんですけれども、友人の持つノウハウを活かしながら一般的な留学のサポートをしつつ、休日には車や飛行機でサッカー部の監督に会いに行く生活を3年間くらいかけてやって。本当にアメリカを縦横無尽に走り回っていましたね。目的地の途中でも大学のような施設があると、アポ無しで行ってみたりして。
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