後輩想いの先輩を目指す(写真=多田哲平)

――先輩として、どういったことを意識しているのですか?

 人数が少ないので、誰が試合に出てもいいように、いろんな選手にアドバイスをしています。もしかしたら求めていない選手もいるかもしれないですけど、気づいたことがあれば、個別に言うようにしていますね。

――サッカーをやっているから勉強に活きていると感じることは?

 やっぱり集中力ですね。サッカーの練習は2時間くらいで、試合は90分くらいと、そんなに長い時間ではないです。僕が勉強できる時間もそんなに長いわけではないので、短い時間でどれだけ集中力を高められるか、持続できるかは日々こだわっています。そこは通じるところかなと。

――今後の目標や志望校は決まっていますか?

 サッカーが好きなので、大学でもサッカーをしたいです。そう考えた時に、学部ははっきりとは決まっていないんですけど、筑波大に行けたらと思っていますね。将来的にもサッカー関係の何かに就きたいなと漠然と考えています。

――サッカーに携わりたいというのは昔から考えていたのですか?

 考えてはいましたけど、この渋幕に入って、勉強もサッカーも高いレベルでこなしていくなかで、サッカーが好きなんだなと再認識できたんです。渋幕に入ってからその気持ちが高まったかなと。

――最後に今年の個人的目標を教えてください。

 最高学年なので、周りに気を配れるようにしたいです。どうしても自分のことでいっぱいいっぱいになってしまう時があるけど、一息ついて周りを見渡して、アドバイスを送れるようになりたいです。

(文・写真=多田哲平)