平塚学園・井原康秀監督

 第98回全国高校サッカー選手権神奈川2次予選3回戦、平塚学園横浜創学館の一戦はセットプレーで奪ったゴールを守り切った平塚学園が逃げ切り準々決勝に駒を進めた。

 「選手権なので毎年そうですが難しいゲームになるのではと予想はしていた。その中でセットプレーからというところは練習していましたし、そこが拮抗したゲームではポイントになると選手にも話していた。ウチは隙を作らないで跳ね返せていたし、本当はもっとチャンスがあったんですが、練習でやっていることが緊迫したゲームの中でやれたかなと思います」と試合を振り返った現役時代は京都パープルサンガ、サガン鳥栖、湘南ベルマーレでプレーした平塚学園を指揮する井原康秀監督。ゼロで抑えたディフェンス面については「去年K1で戦って結構押し込まれる試合が多くて、勝てなくて降格はしたんですけどそういう経験からだんだん踏ん張れるようになってきて、粘り強い守備に繋がっているかなとは思います」と評価した。

 Shonan BMW スタジアム平塚で9日に行われる準々決勝の相手は三浦学苑。井原監督は「今年インターハイ予選ではラストプレーで追い付かれ逆転負けを喫し、去年選手権予選もベスト8で敗れた相手。リベンジでは無いですけど選手たちのモチベーションは非常に高いと思います。プロでもそうですけど、やはりセットプレーは鍵。自分たちからアクションして相手の隙を突きたい」と意気込んだ。

▽第98回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第98回全国高校サッカー選手権神奈川予選