MF武田英寿主将(青森山田)

　北海道・東北では第98回全国高校サッカー選手権予選の全日程が終了し、出場校が出揃っている。

　北海道は北海がプリンスリーグ北海道勢の札幌第一に1-0で勝利し、全国切符を手にした。青森予選は浦和レッズ加入内定のMF武田英寿、横浜FC加入内定のMF古宿理久ら擁する大会連覇を狙うプレミアリーグEAST勢の青森山田(青森)が野辺地西と対戦し、大苦戦。100分を戦い抜くも決着はつかず、PK戦の末に辛くも勝利した青森山田が23連覇を達成した。岩手代表はFW岡本崇凱のヘッド弾などで3-1で盛岡商を下した創部55年目の専大北上が初優勝を果たした。

　宮城予選は仙台育英が聖和学園を2-1の逆転勝ちで退け全国切符を3年連続で手にした。秋田予選は昨冬の全国8強の秋田商がFW原田遥翔らのゴールにより3-0で西目を下し45回目となる全国大会出場を決めた。山形決勝は山形中央がPK戦の末に米沢中央を下し全国への扉を開いた。プレミアリーグ勢の前回大会、今夏の全国総体共に4強の尚志は鹿島アントラーズ加入内定のFW染野唯月の決勝弾により1-0で聖光学院を下し6連覇を達成した。

▽北海道・東北
北海道予選：北海(11年ぶり10回目)
青森県予選：青森山田(23年連続25回目)
岩手県予選：専大北上(初出場)
宮城県予選：仙台育英(3年連続34回目)
秋田県予選：秋田商(5年連続45回目)
山形県予選：山形中央(3年ぶり12回目)
福島県予選：尚志(6年連続11回目)