選手たちに指示を送る堺東の佐竹良太監督

 1月29日、令和3年度大阪公立高校プレ大会予選グループが各地で行われ、いグループ合同C(泉尾工)vs堺東は堺東が合同Cに5-0で完勝した。

 ゲーム後、堺東を率いる佐竹良太監督は「無失点で終われたのは良かったんですけど、うちとしてはもう少し出来るかなと思っていたので、相手がどうこうというよりは自分たちの甘さが出てしまったなと思います」と試合を振り、「細かいところでパスが繋がらないとか、奪った後の切り替えが遅いとか、そういうところは相手に合わせずに自分たちでやらないとこの先厳しいかなと思います」と、反省点を挙げた。

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 今年のチームの特徴に関しては「チームとしてショートパスを繋ぎながら、ゴール前ではスピードやテクニックを個で出せるところは強みかなと思います。3月に卒業する3年生たちの方が力はあって、春季大会もベスト32までいった子達なので。彼らが引退してから夏は全く勝てなくて、選手権も初戦で負けて『自分たちは弱いんだ』という思い込みからスタートしているチームなんですが、やっと去年の年末あたりからサッカーがまとまってきて、勝ち切れるゲームも続いてきたので、あとはもう少し自信を持って全員で戦いたいなと思います」と話した。

 そしてコロナの影響で、試合がなかなか行えない状況については「単純にコンディションを維持するのが難しかったり、メンタル面もせっかく準備したのに延期になってしまって『いつできんねん』みたいなところは難しいんですけどその分、試合が出来る時は『会場校だったり審判をやってくれる先生方に感謝してやろう!』と話しています」とコメント。

 最後に「まずは公立校大会で決勝トーナメントに行くこと。春季大会は先輩たちと同じベスト32をなんとか達成できたらと思っています」と今年の目標について話した。

 (文・写真=会田健司)

▽令和3年度大阪公立高校プレ大会
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