京都橘が優勝(写真=森田将義)

 「2試合目だったけど応援の人たちがしっかり声を出してくれていたので自分たちもやらなければいけないと思っていた」。そう振り返る秋保に見せ場が訪れたのは後半25分だった。後方からのパスを相手エリアの中央で受けると前を向き、ドリブルでゴール前へ。中に入れた低いクロスをMF11河村頼輝(2年)が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 「良い感じで縦パスが入り、自分もスピードに乗っていたので狙い目かなと思っていた。そこから自分で打開して中を信じてからクロスを上げたら仲間が待っていてくれたので良かったです」。そう振り返る得点が決勝点となり、京都橘が5年ぶり3回目の頂点に立った。

▽第77回近畿高等学校サッカー選手権大会
第77回近畿高等学校サッカー選手権大会