
叡明高校サッカー部の市原雄心監督
先行されていったんは追い付いたものの、結局1-4の完敗を喫した。「合流して2週間では戦う体制が整うはずもありませんが、選手がレベルの差を体感できたことは収穫ですね」と言葉をつないだ。
市原監督は日本大学卒業後、欧州渡航の費用を工面しようと植木屋でアルバイトしていた。そんな折、恩師の勧めで講師に空きの出た草加西で教員生活を始め、1年半非常勤として働いた。その間、県公立学校教員採用選考試験に合格し上尾橘へ赴任。木ノ内岳人監督の下でコーチを務めていたが、05年4月に初めて監督としてチームを率いた。
同校に7年勤務した後、08年に母校の浦和西に異動。しばらく戦績を挙げられないでいたが、7年目の第93回全国高校選手権予選で18年ぶりにベスト16まで進んだ。